「打って反省、打たれて感謝」
剣道をすると必ず聞くことばです。
自分が打てたらそれが正しくきれいな打ちだったかどうかを反省し、自分が打たれることで、いたらぬことを教えてくれたと相手に感謝することです。剣道は相手がいるからこそできるスポーツです。剣道は、勝ち負けを競うという面もありますが、武道であり、心身の鍛練、自己修練という面を持っています。
剣道は、毎回同じ事を繰り返しおこないます。小さいころはそれが退屈に感じるかもしれません、しかし剣道を長く続けていくことによって、剣道以外の場面でも、常に自分の行動を反省し、相手に敬意を払うことができるようになります。
平成24年4月から全国の中学校で武道の授業が必修となりました。
グローバル化進んでいるいまこそ日本人のすばらしい文化である、相手をおもいやる気持ちを形成するのに剣道はお勧めできます。
「生涯剣道」
剣道をやるものであれば何度も聞いたことがあるのではないでしょうか?
昨今は、趣味の多様化によりさまざまスポーツが生涯楽しめるようになってきたと思います。一般的なスポーツは身体能力に比例して運動能力も落ちてくる事と思います。しかし剣道は20代現役バリバリの人が40代、50代の人と試合をして負けることはそう不思議ではありません、剣道では「速く打つ」「強く打つ」というようなスピードやパワーの要素はある程度の技術まで行くとあまり変りません。
心と心の勝負であり「剣禅一致」「無念無想」を目指すところに剣道の奥深さがあります。
有名な持田盛二先生の言葉がそれを表現しています
私は剣道の基礎を体で覚えるのに五十年かかった。
私の剣道は五十を過ぎてから本当の修行に入った。心で剣道しようとしたからである。
六十歳になると足腰が弱くなる。この弱さを補うのは心である。心を働かして弱点を強くするように努めた。
七十歳になると身体全体が弱くなる。こんどは心を動かさない修行をした。心が動かなくなれば、相手の心がこちらの鏡に映ってくる。心を静かに動かされないよう努めた。
八十歳になると心は動かなくなった。だが時々雑念が入る。心の中に雑念を入れないように修行している。
このように剣道は性別年齢に関係なく、上達していくものだと思います。
自分のペースで長く続けられる剣道を一緒にやりませんか?
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